長野県中野市の廃校、旧長丘小学校を中野市子育て支援拠点施設として蘇らせるプロジェクト。建築設計を担当する平井政俊建築設計事務所と共に、サイン計画及びグラフィックをデザインした。
建築設計は、木材が潤沢に使用された既存内装との調和を目指し、腰壁を主なデザインコードとして展開していくものであった。本サイン計画はその空間に合わせて導かれた。子育て施設として、主役は子供であることから、子供の目線900mm付近に全てのサイン高さを統一している。大人たちの目線も自然と子供へ向かうようになり、空間の重心を落とすような一体感を持たせた。
冷たく無機質になりがちなピクトグラムについては、子供たちが描く棒人間の落書きを取っ掛かりとし、シンプルなピクトグラムに敢えて装飾を加えることで、子供たちの空間として楽しげな雰囲気に仕上げた。
- コンテンツ:室サイン, ピクトグラム, 看板デザイン, サイン計画
- 地域:長野県中野市
- クライアント:中野市
- 施工:飯島建設
- デザイン:tutime
- ディレクション:平井政俊建築設計事務所
- 受賞:第57回日本サインデザイン賞
- 期間:2022.12-23.03
中野市子育て支援拠点施設
サイン計画